「ふふ、ラブホの意味知ってるんだ?そうだよ~、ここはね…サキュバスの仲间が経営してるラブホ?女と男が、エッチなこと…する场所だよ?」
「う……」
そのまま背后からバッドに抱きしめられた体势で寝かされている少年退魔师に、ゆっくりとよつん这いで覆いかぶさるように近付いてくるイビル。ぎし…とベッドの轧む音すらも淫靡な音に闻こえ…、ごくりと唾を饮み込んでしまいます。
「んふ、イビルばっか见てると嫉妬しちゃうなぁ…?」
「ひあ…!?」
かたや、バッドはわざと不机嫌そうな顔を浮かべながら、人差し指で少年退魔师の太ももをくりくりと涡巻きを描くように弄り初めます。くすぐったいような、気持ちいいような感覚。もじもじと足を动かしてしまいます。
「ここはさ、だ~れの邪魔も入らないサキュバスと人间のデートスポット?じっくりねっとり时间をかけて、たっぷり満足するまで楽しめるんだぁ…?
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つまりさ、なんていうか…アタシらもちょっちテンション上がってんだよね…?だからさ、ちょ~っとだけ、本気出しちゃうよ……?んん…?はぁ~……?」
「んはあぁぁぁ……!?」
ゆっくりと迫るイビルに気を取られていたスキを突くように…背后のバッドによって少年退魔师は、またも耳に息を吹きかけられてしまいます。しかし、それは先程までの耳の中のゴミを吹き飞ばすような吐息ではなく、耳全体を温める、温风机のような、サウナのような――…はぁ~っとした缠わりつくような吐息です。
と言っても、がぁっと大口を开けてのものではなく、ため息をつく时のようなはぁ…とした口の开き方。その分、声の大きさも今のエッチなムードを壊すものではなく、むしろ喘ぎ声を闻いたときのように高めるような…息だけでなく、女性の声も仅かに意识させるような、脱力ではなく「発情」を促す吐息として、少年退魔师の耳へと流れ込んでいきます。
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「あ、ふあぁ……」
「はっ…はぁ~……?」
「はくぅっ…?」
快楽がペニスに直接流れ込むような吐息に闷える少年退魔师…。バッドは休む间もなく、「1、2の…」と挂け声をかけるように短めの吐息を吹き付けます。岚の前の静けさとも言うべき、「练习」の吐息を…。そして――
「はっ…はぁっ…?んん…はああああ~~~~?」
「ふえああああ…?」
息を大きく吸ったバッドは、より浓度の高いフェロモン吐息を浴びせつけます。耳だけでなく、顔までも覆い尽くすような吐息の前に、少年退魔师は败北の証のような官能的な声をあげ、ふにゃふにゃになってしまいました。
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