「急急如律令……护!!」
「わわ!?」
まだ年场の行かない少年のような声と共に、教师と児童たちは光のバリアに包まれます。その光はまるで、邪悪を払うような暖かい光…。そしてその光は、别方向から今度は二人を狙うように放たれます。
「急急如律令…攻!!」
「やっば、退魔师に见つかった!イビル、撤収!」
「も~、あとちょっとだったのに~!」
その光から逃げるように、二人のサキュバスは空高く飞び上がり、バサバサと羽を羽ばたかせ逃げていきます。
「せんせー、今のなに?」
「わ、私にも…何がなんだか…でも…もう、大丈夫みたい…」
サキュバスが逃げたのを见て、紧张の糸が解れ腰を抜かす教师。すると、光が仅かにぼわっ…とゆらめき…
(急急如律令…忘)
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ふわぁ…と穏やかに照らすように、教师と児童を包みます。すると――
「…あら?私…」
「…?せんせーなんでお外に居るの?」
「外寒い…。せんせ、一绪に寝よ…」
「え、ええ…そうね…」
教师と児童たちは、今まで何があったのかすっかり忘れてしまったように、宿泊部屋へと戻るのでした…。
その一方――
「まて…サキュバス!」
真夜中の空…人の気付かぬ场所で逃走剧を缲り広げるバッドとイビル。繁华街を抜け、ところどころに配置された照明が真下を照らす以外はほとんど真っ暗な场所になっても未だ追迹者の声は止みません。
「も~マジしつこい!!もうちょいで大量のロリっ子とショタっ子ゲットできたのに…これだから退魔师はさー!」
「…でもさ、バッド、さっきから闻こえる退魔师クンの声…ちょっと可爱くない?」
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「へ?」
大慌てで逃げるバッド。しかし冷静なイビルの声を闻き、兴味深そうに闇夜に耳を澄ませます。
「逃しはしない!」
暗闇から闻こえる、サキュバス达を牵制する目的も含めた退魔师の声。もとより少年の声とわかってはいたものの――
「うっわ…ホントだめっちゃ可爱いじゃん…?んー…声からしたらまだ高校生にもなってない感じ?んで、ちょっちクール系っぽい?」
「ね?それにまだ未熟で一生悬命追いかけてきてるタイプの声だよこれ…?ビミョーに息切れしてる感じもするし?」
「うわ~弱々なクール系ショタっ子とか大好物?じゃあさ…こっちが逃走中に罠を张る可能性なんて…?」
「んー、まぁ退魔师としての授业とかでベンキョーはしてるだろうけど、ここまで一生悬命だとそこまでアタマ、回ってないっぽいよね…?」
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