「じゃあさ…ごにょごにょ…?」
「ん、りょーかい?」
サキュバス达は追手の退魔师がまだ未熟だと判断し、二手に分かれます。そして、イビルが目立ちやすい场所に移动し――
「はぁ…は…追い诘めたぞ…サキュバス…!」
「やっば…退魔师クン早すぎだよ~?」
(くす…やっぱり想像通りすっごい可爱い顔してる…?)
イビルの见立通り、退魔师はまだ未熟な少年。追い诘められたふりをしながら余裕绰々なイビルに対し、少年退魔师は仅かに息切れを起こしています。
「大人しく退魔の洗礼を受けるのなら命だけは见逃してやる…无益な杀生は望まないからな」
退魔の洗礼。サキュバスなどの「人ならざる物」は、その洗礼を受けることで魔たる力を失い、普通の人として生まれ変わることが出来るのです。しかし…
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「ん~、お断り?だって人间になったら精気吸うだけで色々犯罪になっちゃうんでしょ?」
「…わかった、それなら良い。今…ここで祓うだけだ…!」
わざと少年退魔师を煽るような口调で挑発するイビル。口元のキャンディの棒も、まるで指をくいくいと诱うような动きでゆらゆらとメトロノームのように振られます。言叶だけでなく、态度でも悪戯に弄ぼうとする……、そういった挑発にも惯れてないのか、少年退魔师はキッとイビルを睨みつけます。
「そんな事言わないでさぁ…?退魔师クンも游んでこーよ…?」
そう言うと、イビルはその大きな胸を、指でつついてみせます。少しでも背を伸ばしたり、体を曲げたりすればボタンが外れてしまいそうなまでに内侧からブラウスを圧迫する大きな胸…。ブラウスについた「指の迹」は、胸の弾力によりすぐに押し戻され、更にはその反动で仅かにふるん…と揺れ…その柔らかさと弾力を主张するかのように淫靡な姿を见せてきます。
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「うっ……」
「あはっ?どうしたのかなぁ…、そんなにおっぱい见て…?もしかしてぇ…これだけでかる~く魅了されちゃったり?」
「そ、そんな訳あるか…!僕は退魔师だ…长い修业で身に付けた魅了への耐性が、そんな简単な诱惑で……」
なおも挑発するようなイビルの口调と微笑みにムキになってしまう少年退魔师。しかし、イビルの胸から目を离すことは出来ません。长い修业で身に付けた、耐性…。口ではそう言っても、内心は性に旺盛な年顷…。その全てを遮断することなど出来るはずなど无いのです。
「んふ…?ねえ见てみて…?汗もこんなにかいちゃった…?」
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