「こ、この…马鹿に…するな……!」
子供をあやすような口调に退魔师としてのプライドを逆抚でされた少年退魔师。残る力で精一杯の抵抗をしようとしますが…
「ふふっ、お姉さんからの、ご褒美だよ?んん……ふぅ~?」
「ふああああっ!?」
「あはは、出たバッドの十八番、耳责め吐息?」
「どうかな~サキュバスのあったかくてあま~い吐息をお耳にふ~っ?ってされた気分は?
…てかさ、イビル闻いた?『ふあああ…』だって?」
「ふふっ、闻いた闻いた?」
(ま、まずい…サキュバスの吐息は、フェロモンの块…男の抵抗力を夺う…。ダメだ…力が完全に抜けて…指さえ动かせない…)
耳の穴にふわりと入り込む生暖かい吐息…。普段刺激を受けることの少ない敏感な耳は、一切シャットアウトすること无く、その全てを受け入れてしまいます。加えて…
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ふわぁん……
(うあ…こ、これ…サキュバスの……)
耳に向かって吹かれた吐息は、その全てが耳の穴に入り込むわけではありません。外界に漏れ出た吐息の甘い匂いが、少年退魔师の鼻をくすぐります。
「ん~?甘い匂いでメロメロになっちゃう?にしし…?」
甘い匂いで蕩けてしまう…。それは当然バッドにも见破られています。自分の吐息一つで脱力しきった少年退魔师を、バッドはまるで子犬を抱きしめるように…甘やかすように抱きしめます。
「や、やめっ…离れ…离れろぉ……」
「あはは?おっぱいとお耳吐息だけでふにゃふにゃになった体で言う事じゃないな~?あと、年上にはちゃ~んと敬语使わないとダメだよ~?」
抵抗する気力だけは失わないようにする少年退魔师。强気な言叶でサキュバスを威吓しようとしますが……天真烂漫な性格のバッドには効果はなく、むしろこの状况での威吓は爱らしいものと思われ、より体を密着させられ、头を抚でられながら甘やかされてしまいます。
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「は~?クール系の子ってさ、ギャップも相まってこうやって気持ちいいのに耐えてる时の顔とかチョー可爱いよね…?」
「わかるわかる…?それに今もそうだけど、さっきもおっぱいに梦中になってたし…?」
「あはは、クールなのに、おっぱいへの耐性は无いんだ~?やっぱりまだまだちっちゃな男の子だね?」
(くっ、くそぉ…)
好き放题に言われ、羞耻に顔を赤くする少年退魔师。しかし、今の状态ではどうすることも出来ません。
「えへへ、ホンット可爱いなぁ…?耻ずかしくて悔しくて、顔真っ赤にしちゃって…?
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