再び机から降りた彼女がゆっくりと近づいてくる。
それだけで。
自分の理性が。决心したはずの意思が。
フライパンの上のチーズのように、とろとろにとけていくのがわかる。
「先生は、このまま意思を贯くのと……その愿いを叶えるのと……どっちがいいんですかぁ?」
底无し沼にはまったときのようにゆっくりと坠ちていくのがわかる。
それでも、俺は抵抗できなくて。
もう、我慢も限界で。
「ほら……教えて??せ?ん?せ??」
彼女の柔らかな唇が俺の頬に吸い付いて、きて。
限界だった壁は简単に、崩れ去った。
「か、かん、かんなっ……??ま、またっ……気持ちよく……きもち、よくしてっ……??」
「くすくす……??あーぁ、情けないおねだり、しちゃいましたね……??今日はいつもとは违うって言ってませんでしたっけ?先生、ほんと変态ですね……??」
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言叶では贬しつつも甘菜は优しく俺のことを抱き缔める。ふわりとしたフェロモンが一层强くなり、胸板に柔らかなマシュマロが无远虑に押し付けられ形を変える。ただそれだけで全身が幸せになってしまう。全身ぞくぞくして头のまともな思考がショートして焼ききれてしまう。
「やっぱり无理なんですよ、せんせ??私の体は蚁地狱なんですから??」
甘菜がその柔らかな果実を擦り付けてくる。それだけで、俺の体はびくびくと跳ねてしまう。
「先生は私につかまったあわれな蚁さんなんです。もがけばもがくほど……どんどん奥に堕ちていって……??絶対に、戻れないんですよ……??」
甘い声が脳髄を震わせる。快楽に息を荒げると、その分浓厚なフェロモンが内侧からじわり、じわりと染み込みとかしていく。彼女の瞳を见ているだけでぞわぞわがとまらなくなる。彼女の膝が少し肉棒に触れただけでガクンと力が抜け、甘菜に支えて贳わないと立ってられなくなる。
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甘菜の胸に、落とされる。
甘菜の声に、落とされる。
甘菜の匂いに、落とされる。
甘菜の瞳に、落とされる。
触覚が、聴覚が、嗅覚が、视覚が。
五感がどんどん犯されていく。侵食されていく。
周囲を感じとる器官から、甘菜の与えてくれる快楽を受けとる器官へと书き换えられていく。
残った感覚は味覚だけ。
しかし、それすら甘菜は逃さない。
「ほら、せんせ??舌、だしてぇ…??んちゅ??ぢゅっ??れる??れぇ…りゅっ??んちゅるっ…??じゅるるるるるっ…??」
彼女の唇が俺の口を塞ぐ。快楽と多幸感で弛缓した俺の口はいともたやすく彼女の舌の侵入を许してしまう。同时に彼女の砂糖水のように甘い唾液が、浊流のように口のなかに注がれる。その甘さに脳がしびれ意识をそっちに持ってかれるタイミングで、今度は主张するように甘菜の舌が俺の舌に络み付き、口内を舐めあげる。
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